2021年02月25日

雇用関係助成金の最新情報

こんにちは!
春の気配も感じられるようになってきました。
気温の変動が大きい時期ですが、みなさまいかが
お過ごしでしょうか。

さて、新年度に向けていろいろな動きが活発になってきて
いますが、本日は雇用関係助成金の情報を。
国の「パブリックコメント(意見募集)」で、助成金の改正案
が公表されています。
雇用保険法施行規則等の一部を改正する省令案について(PDF)

意見募集は本日締め切りなのですが、これを見ると、大きな
改正がいくつかされるようです。
一つは「65歳超雇用推進助成金」。定年の引き上げや継続雇用
制度の拡大への助成金ですが、金額が大幅に増額されます。
60歳以上被保険者が10人未満の事業所が、70歳以上への定年引上げ
又は定年の廃止をすると120万円。なかなか魅力的です。

もう一つは「人材確保等支援助成金」。
介護福祉機器の導入助成が廃止、また「介護・保育労働者雇用管理
制度助成コース」も廃止となるようです。
介護福祉機器の助成は当初、購入費の半額(最大300万円)と、かなり
大きな額の助成金で、何箇所か受給のお手伝いをさせていただきました。
介護雇用管理制度も、キャリアパスの仕組みづくりに伴って受給できる
助成金で、100万円以上の受給をサポートしたこともありました。

近年、雇用関係の助成金はハードルが上がっており、ただ制度を整備する
だけではダメで、離職率の低下や、実際の賃金アップが条件となっている
ものが主流です。
やはり、「助成金を目的に何かをする」のではなく、あくまでも職場環境の
改善や向上といった目的が先にあり、「何かをするための補助」として
助成金を考えていくことが大切だと言えます。



posted by 杉山社労士 at 14:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 労働関係情報

2021年01月27日

36協定新様式

こんにちは!
2021年に入って初めてのブログ更新となりました。
遅ればせながら、今年もよろしくお願いいたします。
コロナ禍の中、雇用にまつわる状況がどう変化していくのか、
正直まったく先が読めないところではありますが、
必要な情報と支援を、できる限り迅速にお届けできるよう
引き続き努めていきたいと思います。

さて、今月の労務ナビでもご案内しておりますが、36協定
の新様式についてご質問いただくことが増えてきました。
年度変わりに36協定を締結しているところも多いかと思いますので
あらためてご説明します。

今回、押印が不要となったのは「協定届」についてです。
本来であれば労使の「協定書」を結んで、こんなふうに結びました
という「届」を労基署に提出する、というのが筋なわけですが、
いまほとんどの事業所で使われている様式は「協定書」と「届」を
兼用しているものになります。(届と別に、協定書を作って保管して
いるというところは少ないと思います)

今回「届」に関しては押印不要となりましたが、「協定書」自体は
やはり双方の「記名押印または署名」が必要ですので、実際の
ところは今までのやり方と変わらず、協定届(兼協定書)には
労使双方の押印が必要、ということになるわけです。

ややこしいところですが、基本的には様式が変わって
チェックボックスが増えただけで、手順・手続きは今までと
変わらない、とお考えいただければと思います。
年に一度の届出手続きになります。お忘れないよう、お気をつけ
ください。



posted by 杉山社労士 at 11:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 労働関係情報

2020年10月26日

同一労働同一賃金 最高裁の判決について

こんにちは!
だいぶご無沙汰してしまいました。
いつの間にか秋も深まってきて、紅葉が見ごろになってきました。
この時期は、仕事であってもいろいろな地域をドライブできるのが
楽しみな季節です。

さて、10月13日・15日に出された、同一労働同一賃金に関する最高裁の
判決(5つの事件に関する判決)が話題になっています。
詳しくはまたセミナー等でお話ししたいと思っていますが、
報道されている結論だけを見ないようにしてください。

「非正規にはボーナス・退職金は出さなくてもいい」
「扶養手当、年末年始手当等は非正規にも支給しなければならない」
…結果だけ見ればそうなのですが、ここに至るまでに裁判所は
様々な事情や状況を勘案して、〇〇という理由で支給すべき/しなくても
不合理とはいえない、という理論を示しています。
事情が変われば結論は180度変わる可能性もある、ということを
認識する必要があります。

いずれにせよ、会社ごとに、「この待遇(給与・手当・休暇など)が
どういう趣旨で、誰に、どれだけ、支給されるのか」を明確にしておく
ことが最も重要です。
そしてもしその待遇に差をつけるのであれば、合理的な(客観的に説明が
できる)理由がつけられるか、というのが争点になります。

同一労働同一賃金のカギは「納得性」と「透明性」です。
裁判の結果に振り回されるのではなく、法人の制度(処遇)のあり方に
ついて、それぞれがフラットな目で、根本的な部分から見つめなおして
いく姿勢が求められていると言えます。





posted by 杉山社労士 at 18:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 労働関係情報

2020年09月15日

介護職員への慰労金

こんにちは!
久しぶりのブログ更新です。
さまざまなことに追われながら、毎日が慌ただしく過ぎていっています。
もう少しゆっくりじっくり、考えたり創造したりする時間が
ほしいなぁと思うところですが、まあ贅沢な悩みですね。

さて、標題の慰労金支給事業について、本日9月15日より、県のHPから
申請ができるようになっています。
https://www.pref.nagano.lg.jp/kaigo-shien/corona/20200804.html

各事業所へご案内もいっているかと思いますが、職員から委任状を
もらい、法人で名簿(振込先口座も)を取りまとめて申請し、
支給は個人の口座へ直接入金される、という形のようです。
原則、ネット上での申請(エクセルシートを添付)とされていますので、
確認しておいていただきたいと思います。

この事業(新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業)の中では、
慰労金以外にも、事業所が感染対策を行ってサービスを継続するための
費用(衛生用品の購入費や面会室の改修費、タブレット等IT機器の
購入費など)を補助するものもあります。
ぜひ活用して、少しでも事業所の負担を減らし、この状況を乗り切って
いただきたいと思います。




posted by 杉山社労士 at 17:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 労働関係情報

2020年08月20日

最低賃金

こんにちは!
ずいぶんご無沙汰してしまいました。
なんだかんだと慌ただしく、おかげさまで気が休まるヒマもなく
過ごしております。

それにしても暑い日が続きますね。
例年ならお盆を過ぎれば「秋らしくなったね」という会話が
交わされるのですが、今年はやはり様子が違うようです。
現場の皆様も、体調にはくれぐれも気をつけてお過ごしください。

さて、今年の長野県の最低賃金についての諮問が行われ、
審議会の結果、時給849円に引き上げるよう答申がされました。
今年は、中央審議会では目安を示さず、地方審議会の議論に委ね
られていたわけですが、1円アップというところで落ち着いたという
ことです。

コロナ禍の中、据え置きではなく1円でも増額になったということを
重く見るべきでしょうか。
10月1日に改定されることとなりますので、現在最低賃金(848円)で
働いている職員がいる事業所は、きちんとアップさせるように
してください。




posted by 杉山社労士 at 17:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 労働関係情報

2020年07月08日

求人倍率1.12倍

こんにちは!
私の周囲では新型コロナ騒動もだいぶ落ち着いてきたように
感じているところですが、一部の都道府県ではまだまだ感染者が出ており、
決して油断できる状況ではありません。
とくに福祉施設では気の抜けない日々が続いていることと思います。

さて、毎月労働局から出される「最近の雇用情勢」が更新され、
長野県内の5月の有効求人倍率が「1.12倍」だったと発表されました。
前月からマイナス0.17ポイント、1年前の5月には1.66倍だったので、
前年同月比では0.54ポイントのマイナスと、かなりの減少幅になっている
ことが分かります。
ここ数年の傾向だった「求人数の増加、求職者数の減少」が一転し、
「求人数(仕事)が減少、求職者数が増加」となっています。

最近はハローワーク窓口に出向かないので実態が分かりませんが、
聞くところによると求職窓口も一時に比べれば混雑してきているという
ことです。
これから経済状況がどうなっていくかにもよるでしょうが、
福祉・介護の仕事へ転職するという人も増えてくることが考えられます。

“慢性的な人手不足”と言われる福祉・介護の現場。そうかと言って
“来る者拒まず”では失敗するということは多くの事業所が身をもって
実感していることでしょう。

みなさまの事業所は、どういうスタンスでこれからの求人活動を
行いますか?




posted by 杉山社労士 at 14:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 労働関係情報

2020年05月21日

雇用調整助成金(最新情報)

こんにちは!
引き続き、雇用調整助成金の情報をお届けします。
5月19日に、厚労省のホームページがアップされ、新しい
申請書様式が出されました。
雇用調整助成金の様式ダウンロード

小規模事業主(従業員が概ね20人以下)については申請書が
かなり簡略化され、非常に簡単に申請ができるようになりました。
(私も見てみて、これだけでいいの?と驚くほど簡素化されています)

また、小規模事業主以外でも、「休業等実施計画届」の提出は不要に
なりましたし、これまで昨年の「労働保険料申告書」の数字が必要だった
ものも、毎月納付している「所得税徴収高計算書」の数字を使うことも
選択できるようになりました。

ただ、上限額が引き上げられるという話は、まだその後詳細が出て
きていません。
オンライン申請もスタートするはずだったのですが、不具合により
ストップしてしまったようです。

国も混乱の極みかと思いますが、とりあえず続報を待ちたいと思います。



posted by 杉山社労士 at 16:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 労働関係情報

2020年05月15日

雇用調整助成金 さらに簡素化

こんにちは!
長野県は緊急事態宣言解除の対象となりましたが、
まだまだ気が抜けませんね。
これまでの生活スタイルを維持しつつ、できることから
少しずつ拡大していく、ということになるのでしょう。

さて、雇用調整助成金の拡充・変更の話題が、連日
報道されています。
1人1日あたりの上限額を15,000円にするという話も
ありますし、申請書類はさらに簡略化(休業計画届を不要に)、
平均賃金の算定方法を変更、など、いったいどこまでいくのか、
どのタイミングで申請すればいいのか、正直混乱しています。

会社がもう持たないというところは仕方ありませんが、
当面の資金は大丈夫という事業所は、いましばらく様子を見て
から申請してもいいのかなと感じています。

とりあえず、国が出した最新の案内を載せておきますので
ご覧ください。
「手続を更に簡素化します」(PDF)




posted by 杉山社労士 at 15:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 労働関係情報

2020年04月30日

労災認定

こんにちは!
新型コロナウイルス関連の新情報です。
厚生労働省は29日、医療・介護従事者が新型コロナに感染した
場合の労災認定についてQ&Aを更新しました。

それによると、「患者の診療若しくは看護の業務又は介護の業務等に
従事する医師、看護師、介護従事者等が新型コロナウイルスに感染
した場合には、業務外で感染したことが明らかである場合を除き、
原則として労災保険給付の対象となります」
とされています。

従来の「業務に起因する場合のみ」から「業務外であることが
明らかな場合以外は」認める、という非常に大きな方針転換だと
思います。

決して、“だから安心して働いてください”などとは言えませんが、
少しでも安心材料になればと思います。

新型コロナウイルスに関するQ&A(厚労省)
この中の「7労災補償」の項目をご覧ください。




posted by 杉山社労士 at 08:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 労働関係情報

2020年04月28日

雇用調整助成金の更なる拡充

こんにちは!
先日アップした「福祉労務ナビゲーション号外」に多くの
反響をいただいております。皆様の不安解消に少しでも
お役に立てたのなら幸いです。

しかしながら、早速に「雇用調整助成金」について変更される
との情報が出てきています。
厚労省プレスリリース(雇用調整助成金の更なる拡充)

大きな柱は2点。
○休業手当について、法律最低限の60%を超えて支払う場合には、
その超えた分については10/10を助成(最大で94%助成となる)

○行政からの休業要請に応じて休業または営業短縮する場合で、
100%の休業手当または上限(8,330円)以上を支払う場合には
10/10を助成。

報道では「賃金を100%補償!」のように言われていますが、
いかなる場合も全額を補償してくれるというわけではありませんし、
このパーセンテージは「平均賃金」を前提としていますので、
職員に払われる額としては通常の支給額より下がる場合がほとんどです。

もちろん、通常の支給額の100%を補償してあげるに越したことは
ありませんが、助成金の上限「1人1日あたり8,330円」は変更ありません
ので、正社員などは事業所の持ち出しが生じてしまうと思われます。

この拡充策の詳細は5月上旬に公表されるとのことですので、
いまは慌てずに、しばらく動向を見守りたいと思います。



posted by 杉山社労士 at 08:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 労働関係情報