こんにちは!
春の気配も感じられるようになってきました。
気温の変動が大きい時期ですが、みなさまいかが
お過ごしでしょうか。
さて、新年度に向けていろいろな動きが活発になってきて
いますが、本日は雇用関係助成金の情報を。
国の「パブリックコメント(意見募集)」で、助成金の改正案
が公表されています。
雇用保険法施行規則等の一部を改正する省令案について(PDF)
意見募集は本日締め切りなのですが、これを見ると、大きな
改正がいくつかされるようです。
一つは「65歳超雇用推進助成金」。定年の引き上げや継続雇用
制度の拡大への助成金ですが、金額が大幅に増額されます。
60歳以上被保険者が10人未満の事業所が、70歳以上への定年引上げ
又は定年の廃止をすると120万円。なかなか魅力的です。
もう一つは「人材確保等支援助成金」。
介護福祉機器の導入助成が廃止、また「介護・保育労働者雇用管理
制度助成コース」も廃止となるようです。
介護福祉機器の助成は当初、購入費の半額(最大300万円)と、かなり
大きな額の助成金で、何箇所か受給のお手伝いをさせていただきました。
介護雇用管理制度も、キャリアパスの仕組みづくりに伴って受給できる
助成金で、100万円以上の受給をサポートしたこともありました。
近年、雇用関係の助成金はハードルが上がっており、ただ制度を整備する
だけではダメで、離職率の低下や、実際の賃金アップが条件となっている
ものが主流です。
やはり、「助成金を目的に何かをする」のではなく、あくまでも職場環境の
改善や向上といった目的が先にあり、「何かをするための補助」として
助成金を考えていくことが大切だと言えます。